アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

須貝龍、アルペンスキーからスキークロスへ転向

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高速系唯一の侍がスキークロスへ転向することになりました。

昨シーズン、ウェンゲンのアルペンコンバインドで29位となり自身初のW杯ポイントを獲得、翌週のキッツビュール滑降でも杵渕隆さん以来、31年ぶりとなる日本人選手の完走を成し遂げた須貝龍(クレブ)が、アルペンスキーからスキークロスへの転向を決意し、クレブの早期受注会で発表しました。

www.xraeb.co.jp

 

本人からもコメントを寄せていただきました。

今年よりスキークロス競技へ転向になりました須貝龍です。 昨シーズンまで日本人は挑戦する事が困難だった高速系種目に挑戦させてもらっていました。

憧れだったキッツビューエルの舞台、そして初めてワールドカップに出場した想い出の地であるウェンゲンで初のワールドカップポイントを獲得出来ました。

キッツビューエルでは吐き気がするような恐怖との闘いで、コースを想像するだけで身震いがするほどでした。ウェンゲンではワールドカップポイントが取れるコースはここしかないと思って臨んだレースでしたので他のレースにはない独特の緊張感を味わいました。

日本人ではただ一人の挑戦で苦しい部分もありましたが、挑戦したからこそ高速系種目の本当の面白さや楽しさを実感出来ました。

そんな経験が出来たのも、ここまで挑戦を続けてこれたのも応援して頂ける皆様のお力添えのおかげです。本当にありがとうございます。

来シーズンからは新たな挑戦になります。 スキークロスでは全くの初心者です。僕の得意分野というわけでもありません。それでも今は新しい事への挑戦が楽しみで仕方ありません。今までとは違ったトレーニングや環境に不安もありますがそれ以上に楽しみな気持ちが大きいです。

今年で27歳になりますがまだまだ挑戦させてもらえる事に感謝し、全力で挑戦させていただきます。 引き続き皆様からの熱い応援を頂ければ幸いです。

 

日本人高速系選手がキッツビュールやウェンゲンで30位以内に入り、W杯ポイントを獲得することを夢みていた私としては、正直に言えば、今年一番の衝撃的なニュースでした。

これでまた、日本人の高速系選手はいなくなり、またいつ登場するのかも全く見通しの立たない状態となりました。

今まで、大きな夢を見させてくれた、須貝龍には感謝の言葉しかありません。ウェンゲンACのポイント獲得や、キッツビュールの完走は、それだけでも誇りに思います。

その貴重な瞬間を撮らせてもらえたことに感謝です。

shinfotograf.hatenablog.com

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新たなフィールドでの活躍も期待して、またこのブログで彼のスキークロスの勇姿をお届けする日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。

 

湯浅直樹ATOMICへマテリアルチェンジ

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極寒の平昌以来となる湯浅との再会は、30℃を超える暑さの東京でした。

2018-19シーズンより、湯浅直樹はアトミックスキー、アトミックブーツで戦うことになりました。

中学3年から34歳のシーズンまで共に戦ってきたハートスキー。

その20年間の相棒に別れを告げ、無敵の王者、総合7連覇のマルセル・ヒルシャー、総合2連覇のミカエラ・シフリンらと同じアトミックで、再びW杯のピステに立ち、「世界一」奪取に向けての戦いを始めることになりました。

 約4ヶ月前の前回ブログを読み返していただければお分かりになると思いますが、このマテリアルチェンジに際し、通常どの選手も行うであろうスキーテストなどは一切行っていません。

3月はじめにシーズンを終えてからは、4月の終わりに旭川で左ひざの手術を行い、その後はリハビリに明け暮れる毎日を送っています。

 マテリアルに不安はないかという質問に

「そこは全く感じていない。なにせ、世界一の選手が履くスキーですから。言い訳はできないと思っています」

と赤いスキーとブーツに信頼を寄せています。

 

今後は、10月にオーストリアに行ってマテリアルのチョイス、そして11月にはアメリカでアトミックが行う雪上キャンプに参加して、スキーとブーツのセッティングを行う予定です。

現場のサポートには引き続き大瀧詞久(のりひさ)さんがつきますが、長年、湯浅と苦楽を共にしてきたサービスマンの横田幸平さんはジャパーナに残ることになりました。

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写真は2012年12月、イタリア、マドンナ・ディ・カンピリオの日本チームの定宿、ツーリングのチューンナップルームでのショット。

W杯自身最高の3位表彰台に立ち、ファンにもみくちゃにされながら、そして腰痛の痺れで足を引きずりながら宿に戻ったところでの記念の2ショット。

いつもクールな幸平さんは、「一番高いところに立ったら表彰式まで残りますよ」と湯浅が表彰台に立った姿を見ずに先に宿に戻り、自分の仕事を黙々とこなしていました。

湯浅直樹自身最高3位! マドンナ・ディ・カンピリオSL - アルペンスキー撮影記

遥かなる道 - アルペンスキー撮影記

 一番の理解者とも言える彼と離れることになるのは、湯浅としても残念でならないでしょう。

横田幸平さんにあらためて湯浅へのメッセージをお願いしたところ、快くお寄せいただきました。

 「これまで湯浅選手とは共通の「国産スキー+日本人で世界一を取る」という目標に向かい、チームジャパーナの一員として戦わせてもらいました。 ご存知の通り、チームジャパーナは湯浅選手を中心に回っていたので、今回の湯浅ロスはただ単にチームジャパーナ最大の戦力を失っただけのものではなく、我々が体制を立て直すのにはしばらく時間を要するかもしれません。

しかし、湯浅選手から学んだ諦めずに世界にチャレンジし続けるハートは我々の中にしっかりと残っています。 私自身も今後どういった形の活動になるかは正直未定ですが、これまでの経験を活かしつつ、新生チームジャパーナの一員として世界に挑戦したいと考えています。

湯浅選手には、概ね感謝しかありませんが、今後、立場上は競争相手です。しばらくは湯浅選手と戦えるレベルの選手は不在かもしれませんが、いずれは彼に追いつき追い越せる選手と共に戦いを挑みたいので、そのときは胸を貸していただければ幸いです。

これからの相棒は世界1位の男が使っているスキーなので性能に間違いはありません。思う存分に暴れて、彼の夢を叶えてもらいたいです!!」

湯浅直樹の「戦友」、横田幸平さんの今後のご活躍にも期待したいと思います。

アトミックのサービスマンは作田浩輝さんと杵渕隆さんが担当することになっています。

 

また、所属先企業も新たに 株式会社ヤマヲ に決まりました。

東京の立川に本社を置く製麺会社です。

www.yamawo.co.jp

 

今季は全日本チームメンバーから外れ、昨季のW杯ポイントもなく、SLのFISポイントも11.80の93位と急降下。

日本人選手の中でも成田秀将31位、大越龍之介70位、加藤聖五91位に次ぐ「4番目」の選手となってしまいました。

当然、今季のW杯への「個人出場権」もないため、年内はFAR EAST CUP中心の転戦、そして年末の全日本選手権での優勝を目標に置いてリハビリとトレーニングを行い、秋の雪上復帰を目指す計画です。

年明けのことは、年内の結果で大きく変わってくるでしょう。

2019年2月にはスウェーデンのオーレで世界選手権も控えていますので、もしその出場権を取れることになれば、湯浅が語る、

「(W杯の)第1シード直下の定位置に戻る」

ことが想像以上に早くかなうことになるかもしれません。

それもこれも、全ては手術した左ひざの回復次第。

そしてアトミックのスキーとブーツがより良き相棒となって湯浅を助けてくれることを祈ってやみません。

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上の写真は私が撮影した中でハートスキーを履く最後のレースとなった平昌オリンピック。(この後、3月の遠軽のFECがハートを履く最後のレースでした)

 

湯浅にとって初めてと言ってもいい、マテリアルチェンジ。

それも20年、苦楽を共にした相棒に別れを告げたわけですが、喧嘩別れというわけではなく、「円満な」マテリアルチェンジだということは付け加えさせてください。

長年サポートしてきた選手を手放すことになるジャパーナとしても、苦渋の選択だったのではないでしょうか。

日本製のスキーを履いた日本人選手がW杯表彰台の中央に立つという大きな夢は湯浅自身の手ではかなわなくなりました。

しかし、このブログの読者の皆様もこう考えたことはなかったでしょうか?

湯浅直樹がハート以外のスキーでW杯で戦う姿を見てみたい」

ヒルシャーやクリストッファーセンの滑りと歓喜を、数え切れないほど目の前で、指をくわえて見てきた私は、そういう気持ちが全くなかったかと言えば、正直それは嘘になります。

この4月で35歳となった湯浅直樹

平昌オリンピックのレース後には北京オリンピック出場を目指すと語っていました。

あと4年、赤い相棒が冷めやらぬ闘志をさらに赤く染め、燃え上がらせてくれることを期待したいと思います。

 

足元は赤くなることに決まり、そして身を包むウエアもグローブも決まりました。

発表は皆さんご存知のスキーウエアメーカーから近日にあるでしょう。

また、ストックはキザキに決まりました。

http://www.kizaki-net.co.jp/racing.html

ゴーグルとヘルメットは湯浅本人が雪上でのテストを強く希望している関係で、まだ決まっていません。

もしこのブログをお読みいただいて、雪上テストにゴーグルをご用意いただけるメーカーの方がいらっしゃいましたら、ぜひ湯浅に連絡をお願いいたします。

 

 

 

 

湯浅直樹、未だ闘志「炎上」中

湯浅直樹は今日のファーイーストカップ遠軽SLの2戦目を欠場しました。

昨日はコース前半でコースアウト。

左膝の痛みで思うような滑りができないと今日の欠場を決断し、今シーズンを終えることとしました。

今シーズンは当初から練習も満足にできないほど左膝の痛みが悪化。

12月には骨挫傷と診断され、ウェンゲンから帰国後には内視鏡手術も受けて国立スポーツ科学センターでリハビリにも励みましたが、平昌オリンピックでは状態がさらに悪化しているのではないかと思わざるをえない別人のような滑りでした。

そして、クラニスカ・ゴラのワールドカップには出場せず、国内のファーイーストカップで来季に向けた好ポイント獲得を狙いましたが、出場を断念せざるをえない状況となりました。

 

湯浅からは

「相変わらず闘志だけは衰えません」とメールもらいました。

そして

「シッカリと自分の滑りを出せるようになるまで我慢したいと思います。」

とも言ってくれました。

私は「今、一番足りないのは思い切って休む勇気だけだと思う」と伝えました。

 

今後、医師の診断や本人の意思で治療方法がどうなるかはわかりません。

しかし、未だ闘志「炎上」さなかの湯浅直樹、ワールドカップのピステに戻り、多くの観客と日本のテレビの前の人たちを釘付けにする滑りを魅せてくれる日が再び来る。

それを疑いなく信じてじっと待ちたいと思います。

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写真は今季のマドンナ・ディ・カンピリオでのインスペクション、湯浅と私とのルーティーン、「エアーグータッチ」。

この日は親指も立ててくれました。私の大切な宝物の写真を公開します。

ワールドカップの舞台でこの瞬間が再び来ることを忍の一字でじっと待ちます。

 

平昌オリンピック終了

PyoeongChang 2018 winter olympic games も昨晩無事に閉会式を終えました。

湯浅の悔し涙を撮った翌日は元アルペンレーサー、梅原玲奈のスキークロスを撮り、その翌日はスノーボードパラレル大回転、竹内智香選手を撮りました。

梅原玲奈選手は残念ながら1戦目で敗退となりましたが、彼女のことは高校2年生のときから取材、撮影していて、湯浅と同い年ということもあり、思い入れはありました。

「あの場で戦えたことはとても貴重な経験でしたし、それを思い出にせず、自分や他の選手のためにつなげていきたいと強く感じました」

とコメントくれました。

アルペンスキーを含めれば長い選手生活、ほんとうにお疲れさまでした。また次のステージでの活躍を期待します。

 

スノーボードのパラレル大回転は初めての撮影でしたが、撮影スタイルはいつものアルペンスキーといっしょでしたので、撮ること自体はまったく戸惑いはなかったのですが、困ったのはスタート直前までどちらのコースを滑るか正確な確認ができないこと。

斜面の変わり目の下で待っていると、スタートが全く見えません。

でも、そこは人海戦術共同通信のメインプレスセンターでテレビを見ているデスクからのLINE電話で「青!」と連絡が入れば、青のコースで構えて撮りました。

レースは女子スーパーGで驚愕の金メダルをさらったチェコエスタ-・レデツカが自身2つ目、史上初のスキー、スノーボードでの金メダル獲得となりました。

自慢ですが(笑)おそらく両方の滑りの写真を撮ったのは世界でも私だけではないかと思っています。

それというのも、AP、ロイター、AFP、Gettyなどのインターナショナル通信社は各会場ごとに滑りを撮る、それ専門のカメラマンを配置していて、私のように今日はアルペンスキー、明日はモーグル、ジャンプ、スノーボードという動き方をするカメラマンは実は多くないのです。

そんな動きをするのはナショナル通信社か日本の新聞社、欧米の新聞社くらいなのですが、アルペンスキー女子SGをコース内で撮っているカメラマンは、ほとんどの顔を覚えられるくらい少ないので、その顔をスノーボードのコース上で見なかったというのが「もしかしたら私だけ」の根拠なのです。

(日本人は女子SGに出場しておらず、そんな競技には日本の新聞社は来ないので、日本人カメラマンは間違いなく私だけですね笑)

レデツカさん、ありがとう!ですね。笑(自己満足)

こちらに来た5日から感じていましたが、今回のオリンピックは若い大学生のボランティアがほとんどで、おじちゃん、おばちゃんのボランティアは各会場で一人、二人ほどしか見かけませんでした。

多くの若い子の温かい親切心に包まれたオリンピックだったと思いますが、同時に、これほどセキュリティが「ゆるゆる」なオリンピックも過去になかったのではないかと思います。

セキュリティもボランティア中心で若い子ばかりなだけに、こちらが自信を持って言ったり、ごねたりすると、「しょうがない」といった感じで通してくれることがほとんどで、荷物の中身やポケットの中を調べられないことも多かったです。

もちろん、こちらはそれで助かっているのですが、2年後の東京オリンピックも同様になる懸念も同じ東洋人として持っています。

ボランティアでセキュリティの仕事に就くひとは、欧米人の「勢い」に萎縮することなく、粛々と仕事を行って欲しいと思います。

また、開会前から極寒オリンピックと脅かされ、覚悟して来ましたが、寒かったのは開幕前とその直後だけで、その後は寒さにも慣れました。笑

さすがに開幕直後の寒さと朝から夜までの撮影での寝不足で、疲れを感じていましたが、強風がやみ、アルペンスキー競技が順調に消化されるようになって、疲れもふっとび気力充実で臨める撮影が多くなりました。

常々、そう思ってはいますが、やはり私にとっては冬季競技でアルペンスキーに勝る競技はありませんでした。アルペンを撮れるだけで元気になるのは単純な証拠ですかね。笑

今回のオリンピックでも様々な競技を撮りましたが、やはり冬季スポーツの王者はアルペンスキー、その思いは更に強くなりました。

アルペンスキーの凄さが多くの世界のみなさんに伝わるようにまたこれからもがんばって写真を撮り続けたいと思います。

 

私は今晩は共同通信社の打ち上げに出て、明日、帰国します。

今週末にはワールドカップ再開、男子はクラニスカ・ゴラ、女子はクラン・モンタナですが、私は今季の撮影はこのオリンピックで終了とし、来月からは日本での仕事に専念します。

終戦オーレは来季世界選手権の舞台でもありますので、湯浅が出場するのであれば、行きたいところではありましたが、今回は見送ることにしました。

また来季、セルデンの開幕戦を楽しみに待ちたいと思います。

それでは、また思い出した頃に?笑 更新します!

湯浅直樹の悔し涙 平昌オリンピック男子SL

湯浅の悔し涙を見たのは久しぶりでした。

2本目は滑らないかもしれないと思いながら、ゴールで彼を待っていましたが、会場の大画面に映る間もなくコースアウト。

かろうじて、ゴール近くでコース外に出る寸前のうつむく湯浅を撮ることができました。

湯浅と同い年、金メダルのアンドレ・ミューラー、そしておそらく本人もびっくりの銀メダル、ラモン・ゼンハウゼン、前回ソチ金メダルの兄には及ばなかったものの銅メダル、ミヒャエル・マットの表彰式を撮って、記者に囲まれる湯浅のもとにダッシュしました。

目にはうっすらと光るものが。そして色々な質問に丁寧に答えるうちにまた悔しさがこみあげてきたのでしょう、その目から涙がこぼれおちるのを右手でぬぐいました。

人前でこんな悔し涙を流すのは、高校2年の赤倉インターハイで1本目ラップを奪いながら四戸智也に逆転をくらい2位となったとき以来かもしれません。

そう、そのときも、いや子供のときから目指すは「世界一」。

その思いは一ミリも揺らぐことなく彼の心にあります。

それとはほど遠い今日の滑り。

記者の囲みが終わって私が直樹!と呼び、目が合った直後、彼は数秒、うつむいてしまいました。

それでも、私は彼の手を握り、「また4年、追いかけさせてもらうよ」と言いました。

世界一の湯浅の「追っかけ」を自称する私として、あえて言わせてもらえば、今日の湯浅の滑りはスタート直後から、早い段階から「あきらめのつく」、別人の滑りでした。

もう明日からは、しばらくゆっくり休んで、満身創痍の体のあちこちの療養にあてて欲しいと思います。

FISポイントのこともありますが、それよりもまずは痛めている箇所の治療が最優先。

ここは休む勇気も必要だと思います。

また日本のレースで好ポイントを取るところから始め、4年計画で北京オリンピックのシーズンにワールドカップの第一シードに入れるような「中長期計画」で38歳までのアルペンスキー人生を描いて欲しいと思います。

私も白状すれば、このオリンピックが始まってすぐは寒さと寝不足で年齢的な衰えを感じぜずにはいられませんでした。

村田兆治さんではないですが、やはり体力あっての気力だと痛感しましたので、帰国して数日休んだら、湯浅とともに「4年計画」で体力作りに励みたいと思っています。苦笑。

湯浅直樹は必ず甦る。

みなさんもそう信じて、また2018-19シーズンからの彼を応援しましょう!

湯浅は2回目途中棄権「膝のせいではない」 もう一度五輪へ挑戦の意欲も/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

湯浅「盛大にやらかしました」 1回目終え首位と5秒17差36位/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

ヒルシャー、3冠ならず…まさかの1回目途中棄権に立ち尽くす/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

アルペンスキー競技もあと4つ 平昌オリンピック

今晩のジャンプラージヒル団体の会場にきています。

ベニュープレスセンターは多くのカメラマン、記者でにぎやか。「決戦」にそなえて各社、打ち合わせにも余念のない様子です。

私の配置、役割も打ち合わせ完了。

今晩は共同通信は私を含め4人で撮影するので、それぞれの位置で絶対に取り逃してはいけないものをまず最優先に狙います。

そして余裕があれば、ほかのカット、自分なりの「遊び」を入れたカットを撮ります。

チームで撮影するときは、その位置でしか撮れないものは必ずおさえなければなりませんので、集中して臨むとともに、ほかのカメラマンがおさえてくれるものには逆に撮りにいかないのが肝要。欲張らないことも重要なのです。

葛西の今オリンピック最後の勇姿を私なりに撮りたいと思います。

 

昨日は男子GSでマルセルの圧勝と石井智也の30位を撮りました。

テレビをごらんになっている皆さんもお気づきだと思いますが、斜面は特に難しいところはなく、セットで難易度を高くするしかありません。

22日の男子SLは湯浅向きの細かく難しいセットが立つことを望みたいと思っています。

いつも通り、彼は左膝の状況を詳しく話はしませんが、彼の表現から推測するに、キッツビュールとシュラトミングを欠場して療養にあてたものの、期待するほど好転していないと感じています。

厳しいレースになるとは思いますが、1本目でなんとか20位台前半に入り、2本目での大まくりに期待したいと考えています。

湯浅の3度目のオリンピック、私も気合いを入れて撮影したいと思います!

エステル・レデッカ女子SG金メダル 平昌オリンピック

www.sanspo.com

31番のペトラ・ブルホバまで滑りを撮り終わって、ゴールエリアに降りて行くと、ぽかーんとしてしまいました。

それというのも、15番スタートのアンナ・ファイトがティナ・ワイラーターを上回った時点でFISのモバイルを見るのをやめていたからでした。

劇的なアンナの復活金メダルの涙を撮ろうと思っていたら、なんと! 100分の1秒差でアンナが2位と表示されているではありませんか!

1位はだーれ?と何度見てみても、いったいだーれ?と首をかしげてしまいました。

チェコエステル・レデッカはスノーボードのパラレル大回転と2足のわらじだそうで、チェコ選手のアルペンスキー競技金メダルも史上初とのことです。

あー、びっくり。おめでとうございます。

この快挙よりも、私はフラワーセレモニーでもあっけにとられたようなアンナとティナの表情が印象的でした。

そうですよね、名前も知らなかったであろう選手に26番から金メダルをさらわれたわけですから。

これがオリンピックの恐ろしさかもしれません。

明日は男子GS。石井智也にも日本や世界を驚かす滑りをみせて欲しいですね!

石川晴菜36位で2本目へ メルグがラップ 平昌オリンピック女子GS

快晴のヨンピョン、今日はほぼ無風といっていい絶好のコンディション、ようやく女子GSがスタートしました。

1本目のラップは1番スタートのマニュエラ・メルグ。

2位にミカエラ・シフリンが+0.20秒でぴったりとつけています。

32番スタートの石川晴菜は+5.87秒の36位で2本目も滑ります。

石川晴菜1回目36位「今できることはできた」/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

コース内で撮影を中断して送った滑りの写真のうち、1枚がサンスポさんですでに掲載されています。

コメントを読むと、さらに2本目に期待したいと思わせる内容です。

20位台前半を目指して、ゴーゴー晴菜!

 

2本目はミカエラ・シフリンがマニュエラ・メルグを上回り、自身初のオリンピック金メダルを獲得しました。(すいません、前回ソチSLも金でしたね)

女子大回転で石川晴菜33位、米国シフリンがV/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

サンスポさんのこのページの写真はすべて共同通信配信、つまり私が撮影したものです。

オリンピックに限らずサンスポさんはいつもアルペンスキーの記事が早いので感謝です。

今日は今までが信じられないくらいの無風状態のヨンピョンでした。明日も風が吹かないことを祈ります。明日は安藤麻が出場です!

余談ですが、昨日は渡部暁斗の銀メダル獲得を撮影しました。

信濃毎日新聞さんの15日21面の大きな写真は私撮影でございます。

また、岩手日報さんの15日31面の永井のゴールと渡部の万歳も私撮影です。

ご購読されていらっしゃる方はもう一度ごらんいただければうれしいです。

3度目の中止延期 平昌オリンピック女子SL

下から吹き上げる強風は今日も強烈でした。

女子SLも中止延期となり16日金曜に行われることになりました。

同日は男子SGもチョンソンで行われる予定です。また男子高速系の撮影機会がなくなってしまいました。とほほ。

昨日、チョンソンのコースは選手の滑るラインはつるっつるとお伝えしましたが、ここヨンピョンのコースはもちろん硬いものの、割とひっかかる雪質で、勇気を出して横滑り始めれば、苦労なく撮影ポジションまで行くことができました。

おまけにSLコースは降りるのに躊躇するほどの急斜面はなかったので、気分的には楽でした。

明日はこのコースで女子GSが予定されていますが、さてさて、風がおさまってくれるのか? 神のみぞ知るですね。

昨日の私撮影写真はいまのところ、サンスポさんでごらんになれます。

複合はヒルシャーが初の五輪金…滑降12位も回転で逆転/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

遅咲きの銅メダリスト、喜び抑えきれず走りだす「言葉が見つからない」/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

ヒルシャーの滑降ジャンプ写真も出稿してはいるのですが、今のところネットでは見つけていません。また見つかったらリンクいたします。

今日の麻はもう出てました。

女子回転、強風で16日に延期 安藤麻が出場予定/アルペン - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

 

 

マルセル・ヒルシャー金メダル 平昌オリンピックAC

強風で男子滑降と女子GSが中止延期となっていたアルペンスキー競技ですが、今日、ようやく男子アルペンコンバインドが快晴のもと、チョンソンで行われました。

それでも、強風のため当初予定のスタート位置をスーパーGまで下げ、またジャンプ箇所もあらかじめ旗門設定されていた飛ばないラインで行われました。

1番スタートのシュトライフ制覇を成し遂げたシンデレラボーイ、トーマス・ドレッセンがラップを奪いましたが、その直後に滑ったマルセルがドレッセンに+1.32秒の12位につけたことでほぼ勝負あり。

私の撮っていたコース後半の箇所ではマルセルはドレッセンよりも大きなジャンプを見せてくれ、ダウンヒラーのようでした。

もしかしたら共同通信配信の写真をごらんになれるかもしれませんので、わかりましたらそのサイトをリンクしたいと思います。

銀メダルはアレクシ・パンテュロー、銅メダルはビクトール・ムファ・ジャンデでした。

今日初めてチョンソンのコースに入りましたが、選手の滑るライン上は文字通りつるっつる。

コースサイドもかなり硬くしまっていて、横滑りするのには注意が必要でした。

明日は女子SL。安藤麻が出場します。女子は3大会ぶりの出場となりますが、いつも通り、まずは1本目30番以内に入ることを考えて楽しんで滑ってほしいと思います。

余談ですが、昨日は原大智くんの銅メダルを撮りました。

笑顔の「かわいい」さわやかな青年に、「だいち!」と呼び捨てして視線をもらって撮影していました。初対面なのに応じてくれてありがとう、大智くん!

日本男子モーグルは史上初のメダルだそうで、それだけ、スキー競技でのメダル獲得の難しさを感じさせてくれました。

あらためて、大智くん、銅メダルおめでとう!!