アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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GSチャンピオン・リゲティV ワールドカップ開幕戦

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昨日に引き続き、今朝も満点の星空をみながら、アパートからレースコースまで車であがってきました。

午前8時前、太陽が険しい山々の向こうから顔を出すと、セルデンの空は今日も雲一つない真っ青な空で、開幕戦を歓迎してくれました。

男子開幕戦は昨季のGSチャンピオン、テッド・リゲティが貫禄の勝利を収めました。

2位には昨季後半にめざましい躍進をみせた、フランスの新鋭、アレクシ・パンチュロー。このセルデンで「テッド追撃」の一番手に早速、名乗りを上げたと言えるでしょう。

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彼は2本目、ゴール時点でラップタイム。20歳の若者らしく、派手に咆哮してくれました!今季の活躍が楽しみな選手の登場です。

地元オーストリアにも明るい話題がありました。3位にショーグフォッファーが入ったのに加え、ライヒヒルシャーが怪我から復帰しました。

ライヒヒルシャーも今年の2月に靭帯断裂の怪我を負って10月にはレースに復帰しているのですから、そのリハビリは容易なものではなかっただろうと想像できます。

今日はそれぞれ19位と6位。すばらしいですね。

日本からただ一人出場した石井智也は1本目62位で2本目に進めず。ラップのリゲティとは5.96秒差でした。

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一昨年も開幕戦に出場した石井ですが、その後のGSはそのシーズンのクラニスカ・ゴラに出場しただけでしたので、今季はこのあとのGSも継続して出場してくれないかなと思っています。

なにより、ワールドカップは経験が必要。ヨーロッパカップなどでのポイントアップも重要ですが、今日のところどころ溝ができたコースでの5.96秒差は経験を積むに値すると私は思います。

最後はセルデンのゴールエリアからの景色。昨年は霧で男子2本目がキャンセルだっただけに、今年の雲ひとつない晴天はまさに天の恵みでした。 

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私は明日の便で帰国します。2日間の晴天で季節はずれの日焼けしちゃいました笑。それではまた帰国後の雑感ブログで。

あ、最後に今日の勝者、テッドの笑顔をどうぞ。って、サングラスですが。笑

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