アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

佐々木明と長谷川絵美が優勝 全日本選手権SL テイネ

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20181127152834j:plain

全日本選手権最終日、男女SLの覇者は佐々木明と長谷川絵美でした。

明は2007年以来2度目のSL制覇、長谷川は初のSLの栄冠です。

f:id:shinfotograf:20181127152904j:plain

今朝は快晴のテイネでしたが、除々に雲が増え始め、こまかい雪が舞うなか1本目が行われ、2本目のころには粒の大きい雪となりました。

男子は湯浅、明、賢太郎、大越、智也と国内のトップが勢揃いした戦いとなりましたが、1本目で明が2位賢太郎に0.79秒の大差をつけてトップ。3位には大越がつけました。

f:id:shinfotograf:20181127153005j:plain

湯浅直樹は終盤の緩斜面でスキーをポールにひっかけ片反でコースアウト。故郷のホームゲレンデでの全日本選手権はゴールできずに終わりました。

女子は長谷川がラップを奪い、それに星、清澤の順で続きましたが、3位清澤から下の選手とは大きくタイム差がついてしまいました。

2本合計で、男子は2位には大越龍之介、3位松本勳人。皆川賢太郎は2本目の中盤でコースアウト。

ゴールにいた私からは降雪でよく見えなかったので、本人に確かめたところ、「スキーが重なった」とのこと。

彼にとっては、FECのSLチャンピオンのタイトルとともに、全日本選手権のタイトルも逃すことになってしまいました。

今後は野沢温泉カップの2戦に出場予定ですが、いまだに実現しない明との「2本揃えての勝負」を野沢ではみせてほしいところです。(3月のFECから今日まで、どちらかがコースアウトするなどして、明と賢太郎の先輩後輩対決は「決着」をみないままなのです)

女子は長谷川が0.05秒、清澤の猛追をかわして逃げ切り。3位に星でしたが、4位以下とは3秒以上の驚愕の大差がつきました。f:id:shinfotograf:20181127153150j:plain

女子は長谷川、清澤、星のトップ3を脅かす存在の登場が待ち望まれるところです。

1998年、尾瀬岩鞍での開催以降、ずっと野沢温泉志賀高原、八方尾根と長野県で開催されてきた全日本選手権技術系でしたが、今回はワールドカップ終戦後にスケジューリングされ、かつ、この時期では雪の条件の良い北海道のテイネで行われました。

一般の観客も例年より格段と多かった全日本選手権でしたし、出場選手も全日本選手権の名にふさわしいトップ選手勢揃いで、私はこれこそ真の全日本選手権だと心底感じることができました。

f:id:shinfotograf:20181127153254j:plain

全日本選手権技術系は来年もテイネでの開催が予定されていますので、また来年もトップ選手の集う、国内最高の舞台となってほしいと思います。

今日はまだ他にトピックスがあるのですが、このへんで。

また、帰京後の雑感ブログで。

f:id:shinfotograf:20181127153328j:plain