アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ミカエラ・シフリン金 シュラトミング世界選手権女子SL

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17歳、ミカエラ・シフリンが初の金メダルを獲得しました。

小雪まうなか行われた女子SL1本目、ラップを奪ったのはスウェーデンのフリーダ・ハンスドッター。シフリンは0.18秒差の3位につけました。

2本目は地元オーストリアの期待を背負ったミヒャエラ・キルヒガッサーがラップでゴールし大盛り上がり。

1本目2位のターニャ・プウティアイネンが彼女を上回れず、メダル獲得が確定するとキルヒガッサーは涙を流して喜びました。 

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美人の涙って美しいですね。

撮影はマルコです。

そしてシフリンは金が確定すると、抱き合って喜んだあと、ひとり喜びをかみしめるように頭(こうべ)を垂れていました。

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これもマルコ撮影です。

日本の3選手はそろって自力を発揮できず。

清澤にいたっては1本目のゴールで悔しくて涙したと聞きました。

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写真は2本目の清澤。お客さんの減ったスタンドが2本目の31番以降スタートを物語っていました。

長谷川は2本目の中盤でコースアウト。一昨日のGSの勢いを持ち込めませんでした。 f:id:shinfotograf:20181122150948j:plain

写真は1本目の長谷川。

星は37位と日本人選手の最高成績を残しましたが、トップとは8.07秒の大差。世界との力の差を再び痛感させられる結果となりました。 

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写真は2本目のインスペクション。「実力を発揮して!」という私のお願いにこっくりとうなずいてくれました。

このあと、3人は帰国して日本のレースに出場しますが、清澤選手はオフターシュワングのワールドカップに出場を計画中。

ワールドカップ出場が実現することを期待したいと思います。

さあ、明日は世界選手権最終日。

いよいよわが日本、湯浅直樹の登場です。

ヘルニアの腰痛はいまも抱えての出場となりますが、過去、得意としている、そして多くの「ドラマ」を生んだシュラトミングのSLコース。

今回は少し斜面変化のあった急斜面がほぼフラットな状態になり、スタートからゴールまで中急斜面だけで構成されているので、より湯浅には有利な条件が加わったと言えるでしょう。

そしてワールドカップよりスタート順が前になる佐々木明、大越龍之介にも大いに期待したいと思います。

石井智也は今日の予選2本目で片反、コースアウトし、明日のSLには出場できません。

本人はGSがよかっただけに悔しそうでした。現在、彼がFEC総合のトップなので、確実に総合チャンピオンとなって来季のワールドカップ出場権を確保してほしいと思います。

明日は2本目のみNHK BSで生中継。日本から熱い応援よろしくお願いします!

そして NHKさん、「ヒルシェー」だけはやめてね!笑 

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表彰の写真はマルコ撮影です。