アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヒルシャー圧勝 湯浅直樹19位 W-CUPレビ

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昨日の女子に続き、男子SL開幕戦も昨季のチャンピオン、マルセル・ヒルシャーが制し、ワールドカップ通算19勝目を挙げました。

今日もバーンコンディションは良好。昨日のような強風もスタートよりさらに上部だけに限られ、1本目30位は1.58秒以内とまた僅差の戦いとなりました。

毎度おなじみ?(笑)はらはらドキドキの「湯浅劇場」はシーズン初戦からいきなり「開演」してしまい、ギリギリ30位で2本目に進出しました。

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ライブで見ていたみなさんは、残れるかどうかハラハラされたことでしょう。私はコース内にいながら、もしかしたら「無理かなー」とも覚悟していました。

2本目の滑り自体も彼自身、納得のいくものではなかったようですが、順位をあげ最終的には19位までジャンプアップ。ワールドカップのシーズン初戦としては自己最高位をあげました。

なにせ、ワールドカップのなかでも自他ともに認める「最も不得意なコース」でポイントを獲得したことは、今季の好スタートを切ったと言っても差し支えないところでしょう。

一方、佐々木明は2.06秒差の49位、河野恭介は2.97秒遅れの63位、皆川賢太郎は3.34秒遅れの68位で、それぞれ2本目に進めず、石井智也は急斜面に入る前でコースアウトしました。

オリンピックシーズンのSL初戦に5人の選手を送り込みましたが、湯浅以外は成績を残すことができませんでした。

次戦は来月なかばのフランス、バルディゼール。次は複数選手が2本目で滑れるように各選手、奮起してがんばってほしいところです。 

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今日のレースはクリストファーセンが初の3位表彰台、55番スタートのソレバックが9位などノルウェー勢の活躍とともに、膝のけがによる2年のブランクを経てカムバックしたジュリアン・リゼルーが63番スタートから17位に入り、34歳のベテランが話題をさらいました。 

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「お帰りなさい!ジュリアン!」ですね。

私は今晩はレビに一泊。明日移動して帰国の途につきます。

最後の写真は2本目のゴールで不満そうに私にスキーをかざした湯浅。顔に「ぜんぜんだめ」と書いてありました。 

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バルディゼール、がんばってもらいましょう!