アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヘンリック・クリストッファーセン今季2勝目 W-CUPクラニスカゴラ

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ヘンリック・クリストッファーセンが今季2勝目、W-CUP通算3勝目をあげました。

今朝は昨晩の冷え込みがなく、車のフロントガラスに氷も張り付かず、昨日よりはコースの荒れが予想されました。

1本目でラップを奪ったのはマティアス・ハルギン。1番スタートのマルセル・ヒルシャーは後半で失敗、それでも19位につけました。

28番スタートの湯浅直樹もゴール目前にして転倒。ゴールはしましたが2本目に残ることはできず、今日で今季のレースを終えることになってしまいました。

会場をあとにする湯浅と少し話しができましたが、今季はまったくといっていいほど満足な滑りができず、今日はようやくなんとか冷静に滑れていたのに、と悔しそうでした。 

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今季は腰のヘルニアに加え、昨年骨折した足首の距骨、そして長年痛めている左膝の軟骨と、「痛みの三重奏」。まさに満身創痍の状態で戦ったシーズンでした。

来季は少しでもそれぞれの痛みを軽減して、トレーニングを重ねられるように身体のケアをまずは徹底的に行ってほしいですが、それよりもまず、シーズンの疲れをゆっくり癒してからにして欲しいですね。

湯浅直樹、本当に苦しいシーズン、よく戦ったと思います。また来季、あなたの滑りが多くの人の心に熱いものをもたらしてくれることを期待します!

湯浅はこのあと、スキーテストを行ってから帰国する予定で、日本でのレースは出場しません。

そして気になるWCSLはギリギリの30位。後ほどゆっくり確認してみないと確かかどうかわかりませんが、来季も30番以内でのスタートを切れそうです。

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2本目はヒルシャーは追い上げをみせ、6位。そしてクリストッファーセンが逆転でクラニスカ・ゴラ初優勝を遂げました。

表彰の写真はマルコ・トラパッティさん撮影です。

レッドビブのノイロイターは9位に終わり、最終戦ではフェリックスと2位ヒルシャーの55ポイント差の争いとなりました。

フェリックス・ノイロイター、初のSLクリスタルトロフィー獲得なるか?

親友同士の戦いに次の日曜は注目です。

私はこのあと、ミラノのマルコさん宅に宿泊、明日、また彼らの車に乗せてもらって最終戦メリベルへ向かいます! 

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最後の写真はゴールでマティアス・ハルギンの滑りをみつめるクリストッファーセン。マルコ撮影です。