アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

ヘンリック・クリストッファーセン種目別優勝 W-CUPクラニスカゴラ

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20171118155632j:plain

その瞬間はある意味、劇的でした。

2本目のゴール時点でラップタイムを奪って後続を待ったヘンリック・クリストッファーセン。

1本目でラップを奪ったマルセル・ヒルシャーが優勝しても、自らが2位になれば初のSL種目別優勝が決まります。

1本目2位につけたベテラン、ジュリアン・リゼルー、昨年の最終戦メリベルでは「一回転前転スタート」で一躍話題をさらいましたが、今日は第1旗門片足通過反則。 

f:id:shinfotograf:20171118155718j:plain

その瞬間、ヘンリックの2位が確定し、SL種目別のクリスタルトロフィーを手にすることが決まりました。

写真はロシニョールのサービスマンに抱きつくヘンリック。 

f:id:shinfotograf:20171118155746j:plain

マルセルは優勝を決めたものの、ヘンリックの2位をゴールで確認し、残念な顔を見せました。

f:id:shinfotograf:20171118155814j:plain

泣いてんのか?おまえ?とばかりにヘンリックの鼻をつまんで祝福するマルセル。

ヘンリック・クリストッファーセン、初の種目別優勝おめでとう!

湯浅直樹は1本目2.09秒遅れの27位で久々に2本目に進出。2本合計で25位となりました。

2本目はほんとうに気負ってしまい、ひどい滑りだったと悔しがっていました。

 

f:id:shinfotograf:20171118155854j:plain

写真はゴールで雪を叩いて悔しがる湯浅。

今季は「人生最大のスランプ」。長いトンネルを抜け出すことができず、「練習でもあらゆることを試行錯誤してもがいた」と振り返ってくれました。

いつものように「すいません」を連発する彼に「いやいや、どこまでもついていくから!」とシーズン最後の握手をかわしました。

来季、「湯浅直樹の復活」を期待して待ちましょう!

そして今日はラインフリード・ヘルブストの引退ラン。 

f:id:shinfotograf:20171118155922j:plain

2009-10のSL種目別チャンピオンは15年間のW杯キャリアを終えました。おつかれさまでした。

一方、スロバキアのヤスナでは女子SLが行われ、長谷川絵美が自身最高位の14位となりました。土曜のキャンセル分が明日になったGSも楽しみですね。 

f:id:shinfotograf:20171118155942j:plain

写真は2本目のゴールでガッツポーズのあとにクレブのカニさんポーズをみせる長谷川絵美。

撮影はアレッサンドロ・トラバッティさんです。

それでは、また後日の雑感で。 

f:id:shinfotograf:20171118160009j:plain

最後の写真はジュリアン・リゼルーのスタート前、心臓が飛び出してしまうのではないかと思うほどナーバスになっていたヘンリック・クリストッファーセン