アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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レンツァハイデ到着

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レンツァハイデに到着しました。

車の気温計は4度ながら、ジャケットなくても散歩できるほど暖かい日差しが降り注いでいます。

インスブルック近くのアパートから3時間の移動中、オーストリアのラジオの毎時ちょうどのニュースは

「フクシマ」

と震災後の原発の現状を放送していました。

到着したプレスセンターのおじさんも私をよく覚えていてくれて、

「もう5年だね。あのときは多くのレーサーに画用紙にメッセージをもらって撮っていたね」

と 3.11 を覚えていてくれました。

震災のときはノルウェーのクビットフィエールにいた私は、その翌週はここレンツァハイデで最終戦の撮影でした。

スーパーのコープで画用紙とマジックを買って、ゴールエリアで声をかけてサインと日本へのメッセージを多くのレーサーにもらいました。

あれからもう5年。時がたつのは早いものです。

5年たっても、あのときの気持ちのまま、アルペンスキーワールドカップの写真を撮り続けていられることに感謝して、明日からの撮影にも臨みたいと思います。