アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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アレクシ・パンテュロー アデルボーデン初制覇

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 アレクシ・パンテュローがアデルボーデン初勝利、今季4勝目、ワールカップ通算19勝目でジャン・クロード・キリーの18勝を抜き、フランス人としてワールカップ通算勝利数トップとなりました。

 早朝は雲ひとつない快晴に見えたアデルボーデンでしたが、山の陰から太陽が顔を出すにつれ、雲が空を覆い、曇天下のレースとなりました。

 痩せた尾根に片足下がりの様々な斜面変化に超絶急斜面、気持ちよくターンをさせてくれるところのない元来のバーン構成に加え、インジェクションが打ち込まれた氷の上に所々、湿った雪が被った複雑な雪質でのレースとなりました。

 1本目でラップを奪ったアレクシが2本目で猛追したヒルシャーを0.04秒かわして、そのまま逃げ切り勝利。

 2位に「ミスター表彰台」マルセル・ヒルシャーがザグレブの6位からすぐ復帰、3位には昨季後半から好調のフィリップ・シェーグフォッファーでした。

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 GSはここまで6戦消化(パラレルGS含む)し、マルセルがトップ。パンテュローが44ポイント差で追っています。

 早いもので今シーズンのワールカップGSはあと3戦。

 気が早いですがここまでの戦いを見ると、種目別チャンピオン争いはこの2人に絞られたと言っていいでしょう。

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 写真は2本目インスペクションを行うアレクシ・パンテュロー

 常にこの争いに加わっていたテッド・リゲティは欠場。

 海外ニュースサイトには背中の痛みで休養とありました。早期の復帰を期待したいですね。

 今日は日本人選手の出場はありませんでした。

 明日のSLは湯浅直樹と河野恭介の2人が出場します。予報は降雪で雪面コンディションは難しくなりそうですが、日本からも応援よろしくお願いいたします!

 追記:マリボルの女子GSは、長谷川絵美が1本目途中棄権、安藤麻が1本目43位、新井真季子が59位で2本目に進めませんでした。

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 写真は上が3.11秒遅れの43位、安藤麻、下が5.92秒遅れの59位、新井真季子。

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