アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ビクトリア・レーベンスブルグ勝利 セルデン開幕戦女子GS

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2011年と2012年、2年連続のGS種目別女王、ビクトリア・レーベンスブルグが2018シーズン最初の勝者となりました。

 

セルデンは2010年の自身ワールドカップ初勝利以来となります。

 

今朝のセルデン、薄暗い中、ゴンドラを上がると山頂は飛ばされそうな強風が吹きつけていました。

 

インスペクション中はそれほどでもなかった横風もスタート時刻が迫ると、コース上部に吹き荒れ、残念ながらスタート位置を急斜面の入り口まで下げて行わなければなりませんでした。

 

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写真はまだ薄暗い中、ゴンドラで山頂まで上がってきた長谷川絵美。

1本目はマニュエラ・メルグがラップ、2位に0.12秒差でミカエラ・シフリン、3位に0.33秒差でビクトリア・レーベンスブルグと続きました。

 

怪我から復帰のララ・グートは1本目でコースアウト、32番スタートのリンゼイ・ボンは3.31秒遅れの34位で2本目に進めませんでした。

 

日本チームは安藤麻が自身初のワールドカップ2本目進出。2.59秒差の29位でしたが、1本目、最後までハラハラドキドキでゴールにいたそうです。

 

その話はレースが全て終わってから本人に聞いたのですが、「スタートよりも緊張した」と語る表情からは、私もその時のドキドキぶりが目に浮かびました。

 

長谷川絵美は2.94秒遅れの32位でわずかに2本目進出に届かず、石川晴菜は4.66秒差の51位でした。

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2本目も短縮コースで行われ、2番スタートの安藤麻はゴール時点でラップ。両手を挙げて自身初のワールドカップ順位獲得の喜びをはっきり表現してくれました。

 

シーズン初戦、21歳で自身初のワールドカップ25位、おめでとうございます!

 

2本目はミカエラ・シフリンが急斜面終盤であわやコースアウトのミスをおかし、5位。1本目6位の昨季GS種目別女王、テッサ・ウオーリーが2位に食い込みました。

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さて、明日は男子GS。

 

天候が少し心配ですが、今日の安藤麻に続くべく、大越龍之介とワールドカップ初出場となる加藤聖五の二人に期待しましょう!