アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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バルガルディナ到着

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イタリア・バルガルディナに着きました。

バルディゼールから800km、10時間のドライブで、昨晩はインスブルック近くのアパートに一泊。

今日はゆっくり起きて、2時間半ほどの運転でオーストリアとイタリアの国境、ブレンナー峠を超えて定宿の食事の美味しいペンションに到着です。

その前日、日曜のレースが終わった夕方にはバルディゼールで野外の駐車場に止めたレンタカーの「救出作業」。

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今回も頼んだ車格よりアップグレードされて、オペルディーゼル4駆ワゴンでしたが、ご覧のように屋根には70cmほどの雪がこんもりで、脱出に30分ほどかかりました。

このまま野外駐車場においておくと、30分の作業が水の泡になりそうだったので、大型ガレージに車を移動させました。

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バルディゼールは夕方になってもモッサモッサと雪は降り続き、私のホテルの前のちょっとした坂道も登れない車がキュルキュルと音を立てていました。

一晩寝て起きると、雪はすっかりやみ、至る所で除雪作業が本格化していて、すんなりと山を降りることができました。

しかし、途中の高速のサービスエリアでディーゼルガソリンを入れた途端、エンジンが全くかからなくなりました。

「あらまー、どうしましょ」

と困りながら、ドイツ語の説明書を見ると何やらAdBlueというのが関係しているらしいと判読。

そういえば結構前から警告ランプが点いてたなと思い、ガソリンスタンドの親切なフランス人おばちゃんに尋ねると、5Lのペットボトル缶を渡されました。

それをディーゼルガソリン給油口のすぐ横にもう一つある空色のキャップの給油?口に流し込むと、缶の半分ほど入れたところで満タンに。

それでようやくエンジンがかかりました。ほっ。

こちらでディーゼル車を借りたことはもちろんあるのですが、今回、AdBlueの投入口がある車は初めてでした。

一つ勉強になりました。

日本ではディーゼルが悪者扱いされているので、あまり知られていないシステムかもしれませんね。

尿素SCRシステム - Wikipedia

http://www.n-eco.co.jp/adblue/about/

 

さて、明日は滑降のトレーニングラン。日本からは須貝龍がバルガルディナ初出場です。

龍はヨーロッパカップでのワールドカップより短いコースは経験がありますが、フルレングスは初めてですので、無事に滑りきって欲しいと思います。

92番スタートです!