アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ミカエラ・シフリン新年連勝 ザグレブSL

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カエラ・シフリンが正月のオスロ、シティーイベントに続き2018年連勝、SL4連勝、今季8勝目、ワールドカップ通算38勝目をあげました。

1本目、2位ウェンディ・ホルドナーに1.41秒もの大差をつけると、2本目もその差を広げ、完勝でした。

今日のザグレブは最高気温11℃とかなり暖かく感じましたが、レースコース、スリエーメは横風が吹き体感温度はそれより低いものとなりました。

しかし、雪温までは下がらなかったようで、1本目も後半になるとポール脇の溝が深く刻まれていきました。

日本チームの長谷川、安藤、清澤はいずれも2本目に進めず。長谷川はシフリンに+5.22秒、安藤は+5.06秒、清澤はコース中盤でコースアウトに終わりました。

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写真は長谷川絵美。

暮れの全日本選手権SLで平昌行きの切符をほぼ手中にした安藤と、彼女の脇を固めることになった長谷川と清澤。

その3人でのザグレブ出場はそれぞれの胸中に複雑な思いを抱えてのレースなのではないかと想像していました。

特に33番スタートの長谷川にはその実力と共に今日は大いにチャンスがあると、そして「後のない」気持ちの入った滑りで2本目進出を期待していましたが、ワールドカップは容赦なくその「願望」を打ち砕いてくれました。

平昌オリンピック出場への「選考レース」SLはマリボルが雪がなく移設開催となったクラニスカ・ゴラとフラッハウのナイターSLの残り2戦。

フラッハウまでは、平昌行きの切符をかけて精一杯滑って欲しいと思います。

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写真はザグレブ恒例、Snow Queen Trophyをヤニッツァ・コステリッチから受け取るシフリン。

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今季のSLは男子も女子もマルセルとミカエラの両脇は誰が立つのかが興味の焦点になっていきそうなほどの2人の勢いです。

明日は男子SL。全日本選手権優勝で平昌行きを確定した湯浅直樹と、それを逃した大越龍之介が出場です。