アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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湯浅直樹、未だ闘志「炎上」中

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湯浅直樹は今日のファーイーストカップ遠軽SLの2戦目を欠場しました。

昨日はコース前半でコースアウト。

左膝の痛みで思うような滑りができないと今日の欠場を決断し、今シーズンを終えることとしました。

今シーズンは当初から練習も満足にできないほど左膝の痛みが悪化。

12月には骨挫傷と診断され、ウェンゲンから帰国後には内視鏡手術も受けて国立スポーツ科学センターでリハビリにも励みましたが、平昌オリンピックでは状態がさらに悪化しているのではないかと思わざるをえない別人のような滑りでした。

そして、クラニスカ・ゴラのワールドカップには出場せず、国内のファーイーストカップで来季に向けた好ポイント獲得を狙いましたが、出場を断念せざるをえない状況となりました。

 

湯浅からは

「相変わらず闘志だけは衰えません」とメールもらいました。

そして

「シッカリと自分の滑りを出せるようになるまで我慢したいと思います。」

とも言ってくれました。

私は「今、一番足りないのは思い切って休む勇気だけだと思う」と伝えました。

 

今後、医師の診断や本人の意思で治療方法がどうなるかはわかりません。

しかし、未だ闘志「炎上」さなかの湯浅直樹、ワールドカップのピステに戻り、多くの観客と日本のテレビの前の人たちを釘付けにする滑りを魅せてくれる日が再び来る。

それを疑いなく信じてじっと待ちたいと思います。

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写真は今季のマドンナ・ディ・カンピリオでのインスペクション、湯浅と私とのルーティーン、「エアーグータッチ」。

この日は親指も立ててくれました。私の大切な宝物の写真を公開します。

ワールドカップの舞台でこの瞬間が再び来ることを忍の一字でじっと待ちます。